【マイルチャンピオンシップ2020予想】マイルチャンピオンシップ2020の狙い目の馬はどの馬か?レースの本質を探ってみる!
マイルチャンピオンシップについて狙い目の馬はどの馬なのかについてレースの本質を探ってみたいと思います。宜しければ、競馬予想の参考にして下さい。いつもは出走予定馬の分析をしていますがG1に関しては購入する人も多いのでマイルチャンピオンシップのレース質とマッチする狙い目の馬はどの馬なのかを考察していきたいと思います。このコンテンツは来年以降も使えるように、つまり保存版として使えるようにしっかり書いていきますので(いつも真剣に書いていますが笑)、是非、自身の予想の参考にして下さい。それでは、マイルチャンピオンシップの狙い目の馬を探っていきたいと思います。
※2020年度は阪神開催なのでご注意ください。
Contents
マイルチャンピオンシップの過去8年
太字は、2回以上馬券圏内に入った馬
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 |
2012 稍重 | 1 | 1 | サダムパテック |
2 | 7 | グランプリボス | |
3 | 17 | ドナウブルー | |
2013 良 | 1 | 5 | トーセンラー |
2 | 4 | ダイワマッジョーレ | |
3 | 13 | ダノンシャーク | |
2014 良 | 1 | 12 | ダノンシャーク |
2 | 8 | フィエロ | |
3 | 3 | グランデッツァ | |
2015 良 | 1 | 16 | モーリス |
2 | 10 | フィエロ | |
3 | 5 | イスラボニータ | |
2016 良 | 1 | 16 | ミッキーアイル |
2 | 8 | イスラボニータ | |
3 | 15 | ネオリアリズム | |
2017 稍重 | 1 | 18 | ペルシアンナイト |
2 | 11 | エアスピネル | |
3 | 4 | サングレーザー | |
2018 良 | 1 | 1 | ステルヴィオ |
2 | 2 | ペルシアンナイト | |
3 | 3 | アルアイン | |
2019 良 | 1 | 5 | インディチャンプ |
2 | 14 | ダノンプレミアム | |
3 | 7 | ペルシアンナイト |
「秋」と書いている箇所がありますが、9月以降のレースを秋以降としています。
マイルチャンピオンシップ2012の考察
この年の、1着はサダムパテックでした。天皇賞(秋)(G1)からのローテーションだったので2000mから1600mへの距離短縮ショックだったことになりますね。サダムパテックはフジキセキ産駒なので年齢を重ねると集中力が薄れていき、2000m以上は量もないので厳しくなっていきます。これは後で出てきますがイスラボニータも同様な戦歴ですよね。こういう過去に2000m以上のG1で連対実績がある馬で且つ、直近はマイル重賞で活躍している馬が距離短縮ショックで挑んできた場合は期待値が高いです。ただし、前走で軽い凡走をしている方がより良いです。前走で好走しているとストレス・疲労が残るのはもちろんですが1600mへの距離短縮ショックが「苦」から「楽」にならないので効かない可能性が高まるからです。実際、サダムパテックの天皇賞(秋)(G1)は10番人気8着、着差0.6秒と絶妙な軽い凡走でマイルチャンピオンシップが秋2戦目と蓄積疲労の心配の無い絶好のローテーションです。なのに、4番人気の10.5倍です。これは期待値が高いです。あとは、距離短縮ショックは上がりがある程度かかる摩擦のあるレース質のほうが効きやすいです。高速の上がりの速いレースだと摩擦が少ないのであまり距離短縮ショックが効きません。まぁ、毎年同じ時期に行われるのであまり気にしなくても良いのですが一応、マイルチャンピオンシップが行われる当日の上がりタイムが速過ぎないかの確認はしておいたほうが良いと思います。
次に、2着ですがこの年の2着はグランプリボスでした。この馬は毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックになります。グランプリボスは父がサクラバクシンオー産駒でS系の馬ですね。なので、前走の毎日放送賞スワンS(G2)は、毎日王冠(G2)から挑んでいますので1800mから1400mへの距離短縮ショックになるので非常に効果的なショックでした。そして、その毎日放送賞スワンS(G2)を3番人気1着と激走しました。当然、ストレスが残ります。ストレスある状態で次は非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックです。これは1番きついローテーションです。「楽」から「苦」のローテーションです。なのに、毎日放送賞スワンS(G2)を勝った事でマイルチャンピオンシップでは1番人気に推されてしまいました。これは期待値が非常に低いです。少なくとも私は単勝は絶対に買いません。明らかに「楽」から「苦」のローテーションの1番人気の馬の単勝なんて1円も買えません。(馬券は100円からですが。。。) 結果的に、2着にきましたが正直良く来たなって思います。メンバーに恵まれたのもありますがサクラバクシンオー産駒はSC系と集中力もある短距離血統馬なので最後の最後でその集中力が有利に働いたと考えます。
最後に、3着ですがこの年の3着はドナウブルーでした。この馬は府中牝馬S(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。この馬は、府中牝馬S(G2)の前走が関屋記念(G3)なので1600m→1800m→1600mのバウンド距離短縮ショックになりますね。しかも府中牝馬S(G2)は先行しているので距離短縮ショックで先行から差しに回れば位置取りショックもかかります。(実際、マイルチャンピオンシップは差しに回りました。) そしてストレス・疲労面ですが府中牝馬S(G2)を1番人気3着、着差0.2秒と良い感じの負け方(私は1番人気3着という負け方が非常に好きです)なので、ストレス・疲労面の心配もありません。当日の人気が5番人気、単勝オッズが11.1倍ということを考えるとこの馬もかなり評価する形になると思います。ただし、大外枠だったのでサダムパテックよりは評価出来ないかなっと思いますが。
マイルチャンピオンシップ2013の考察
この年の、1着はトーセンラーでした。この馬は京都大賞典(G2)からのローテーションだったので根幹距離の2400mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。かなり珍しいローテーションになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目で前走の京都大賞典(G2)を2番人気3着、着差0.3秒と適度な負け方をしているのでストレス・疲労面の心配があまりありませんでした。それでいて、戦歴からも分かるように2000m以上の中距離での実績がある馬です。ただし、心配点が短距離での実績が無い事です。短距離での実績が無い事自体は特に問題は無いのですが一度も1600m以下を走った事がこの時点でないので距離短縮ショックでペースが上がって戸惑う可能性も否めないという事です。なので、マイルチャンピオンシップ当日の人気が2番人気だったということを考えるとちょっと狙うには紐が限界かなっと今でも思います。ローテーションとしては問題ないのですが2番人気では単勝を買うには少しリスクがあるかなっと思います。
次に、2着ですがこの年の2着はダイワマッジョーレでした。この馬は毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックになります。この馬は父がダイワメジャー産駒なのでタイプ的にはSL系で集中力が無く根幹距離よりも非根幹距離のほうがベターです。格下相手だと1600mも悪くないですが強い相手だと1400mのほうが良いです。で、毎日放送賞スワンS(G2)を約5ヶ月の休み明けで4番人気2着と頑張ってしまった後の1400mから1600mへの距離延長ショックなので「楽」から「苦」のローテーションなので当日の人気が3番人気という事と揉まれ弱いのに内枠ということを考えると危険な人気馬と考えていいと思います。結果だけを見ると3番人気2着と人気以上に好走していますが勝ってはいないように危険な人気馬だったと思います。
最後に、3着ですがこの年の3着はダノンシャークでした。この馬は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。この馬は1番人気だったのですがマイルチャンピオンシップが秋3戦目で秋初戦の京成杯オータムH(G3)を2番人気2着・2戦目の富士S(G3)を1番人気1着とそこそこストレスと蓄積疲労がある状態での同距離ショックとかなり危うい1番人気の馬でした。ただし、富士S(G3)を先行して1番人気1着なのでマイルチャンピオンシップを差しに回ればそこまで致命的なストレス状態ではないので強調材料が無いにしても消すまでは出来ないかなっと思います。結果は1番人気3着と何ともいえない結果でした。差しに回った事で何とか3着を確保出来たとも言えると思います。
マイルチャンピオンシップ2014の考察
この年の、1着は去年3着のダノンシャークでした。この馬は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。去年と同じローテーションですがマイルチャンピオンシップが秋2戦目で秋初戦の富士S(G3)を1番人気7着、着差0.3秒と軽い凡走をしていてストレス・疲労面の心配がありませんでした。なのに去年は1番人気でこの年はなんとなんと8番人気です。申し訳ないですがみなさん、馬券買うのが下手すぎます笑 この年のほうがローテーションとしていいのに8番人気と低評価なのです。この事からも同距離の富士S(G3)から来る場合はストレス・疲労面が心配なので軽い凡走で人気落ちが狙い目という事が分かります。
次に、2着ですがこの年の2着はフィエロでした。この馬は毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックになります。この馬は父がディープインパクト産駒と京都の外回りの1600mが大得意です。トーセンラーも実はディープインパクト産駒です。ディープインパクト産駒はとにかく京都の1600mが得意なので余程ストレスや蓄積疲労が無い限りは切るのは難しいと考えた方が無難です。実際、フィエロもマイルチャンピオンシップが秋2戦目で秋初戦の毎日放送賞スワンS(G2)を2番人気3着と人気以上には走っていないのでそこまで致命的なストレス状態ではありませんでした。なので当日の人気が3番人気とちょっと積極的には買いたい人気では無いですが紐では抑えざるを得ないかなっと思います。実際、3番人気2着と好走しました。
最後に、3着ですがこの年の3着はグランデッツァでした。この馬は毎日王冠(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。この馬はマイルチャンピオンシップが秋2戦目で秋初戦の毎日王冠(G2)を2番人気5着、着差0.3秒と軽い凡走でストレス・疲労面の心配がありませんでした。しかも、毎日王冠(G2)を3番手と先行しているので疲労があまり残らない形です。結果は9番人気3着と激走しました。このローテーションは、2012年のドナウブルーとよく似ていますね。この馬はドナウブルーと違ってマイルチャンピオンシップで差しに回らなかったのが残念ですね。差しに回っていたらもう少し好勝負を演じられたのかなって思いますね。
ちなみにこの年の1番人気はミッキーアイルでした。結果は13着と惨敗でした。スワンステークスを「逃げきった」ので、ストレスを抱えている状態での相手強化になるので馬が「苦」に感じます。しかも着差が0.1秒と接戦勝ちです。これはストレスが残ります。あと、この馬はこの年の安田記念でS系特有の連荘期が終了しているので不安定です。どちらにしましても、スワンステークスからのローテーションは人気であればあるほど期待値は低いです。
マイルチャンピオンシップ2015の考察
この年の、1着はモーリスでした。この馬は5ヵ月半の休み明けでした。この年の春を4連勝して休養に入りました。秋初戦だったので当然、ストレス・疲労の心配はありませんでした。しかも間隔空きましたが4連勝と勢いのあるS系だったので4番人気というのは低評価過ぎたかなっと思いますね。そこまで集中力があるタイプではなくS++L系なので休み明けで且つ、揉まれない外枠だったのも良かったと思います。1600mでの実績もあって勢いもあるS系が間隔を空けたことを懸念されて人気が落ちているようだと狙い目だと言えるでしょうね。
次に、2着ですがこの年の2着は去年に引き続きフィエロでした。この馬はこの年も毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックになります。ただ、去年も走っているので鮮度も落ちていますし毎日放送賞スワンS(G2)を後方から走って1番人気2着とそれなりに好走していていて去年よりも人気の2番人気では去年より前進するとは考えづらいと思います。それでも、2着にまたしても来るあたりディープインパクト産駒の場合は、致命的なストレスを抱えていない限りはリズム重視で好調ならば素直に抑えておくべきだと言えるでしょう。
最後に、3着ですがこの年の3着はイスラボニータでした。この馬は天皇賞(秋)(G1)からのローテーションだったので2000mから1600mへの距離短縮ショックだったことになりますね。父はフジキセキです。このローテーションとこの血統、見覚えありませんか?そうです、サダムパテックと同じローテーションです。ただし、サダムパテックと大きな違いがあります。それは秋以降の蓄積疲労です。イスラボニータはマイルチャンピオンシップが秋3戦目で、秋初戦の毎日王冠(G2)を7番人気3着・秋2戦目の天皇賞(秋)(G1)を6番人気3着とかなり頑張っているので蓄積疲労に心配がありました。実際、私もローテーション的にかなり良いので評価はしたのですが蓄積疲労が心配なのと1番人気だったので対抗にしました。結果は1番人気3着と人気に応える事が出来ませんでした。実際、馬体重が+4キロと増えてきていたことからも多少、疲れが出てしまったのかなっと思います。
マイルチャンピオンシップ2016の考察
この年の、1着はミッキーアイルでした。この馬はスプリンターズS(G1)からのローテーションだったので根幹距離の1200mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。このローテーションも比較的珍しいローテーションです。この馬も京都1600mの鬼のディープインパクト産駒ですね。ただ、この馬はS質が強いのでスプリンターズS(G1)を2番人気2着と好走した後の1200mから1600mへの距離短縮ショックは「楽」から「苦」になると考え、実際わたしも人気も考慮して無印としました。結果は3番人気1着とディープインパクト産駒の怖さを知りました笑 ミッキーアイルは2014年も出走していてこの時は、毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックで結果は1番人気13着でした。毎日放送賞スワンS(G2)を1番人気1着としっかり人気に応えての出走でした。この事から分かる事は非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックはやはり非常に危険でこのローテーションで挑むなら人気以上に好走していない方が良いということになります。
次に、2着ですがこの年の2着はイスラボニータでした。去年と違ってこの年は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。そして、マイルチャンピオンシップが秋2戦目でしたので去年ほど疲労面の心配はありませんでしたが富士S(G3)を4番人気2着と好走して同距離で2番人気と特に強調材料がないので無印としました。結果は去年よりも前進して2番人気2着でした。この事から富士S(G3)から出走する馬は富士S(G3)を好走していたら最低でもマイルチャンピオンシップが秋2戦目であってほしいですね。
最後に、3着ですがこの年の3着はネオリアリズムでした。私も5番手評価にしました。この馬は秋初戦がマイルチャンピオンシップでしたのでストレス・疲労面の心配が全くありませんでした。ちょっと間隔は空きましたが札幌記念(G2)からの出走だったので2000mから1600mへの王道距離短縮ショックでした。その札幌記念(G2)を逃げているので差しに回れば位置取りショックが効果的なネオユニヴァース産駒なので7番人気という人気を考慮すると紐では面白いだろうと考えました。結果は7番人気3着とだいたい予想通り頑張ってくれたかなっと思います。
ちなみにこの年の1番人気はサトノアラジンでした。結果は5着でした。前哨戦のスワンステークスを差し競馬で2番人気1着と快勝しました。これは危険な人気馬です。この馬はL質寄りのまとまり系で交互質になりやすいですし何より、スワンステークスを「差しきった」ので、ストレスを抱えている状態での距離延長ショックになるので馬が「苦」に感じます。とにかく、スワンステークスからのローテーションは人気であればあるほど期待値は低いです。
マイルチャンピオンシップ2017の考察
この年の、1着はペルシアンナイトでした。私も対抗の単勝推奨馬に挙げました。この馬は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。この馬は、父がハービンジャーで母父がサンデーサイレンスなのでLC(S)系だと考えられます。前哨戦で先行して2番人気5着と軽く凡走して本番で差しに回る位置取りショックを仕掛けて勝ちました。初の古馬混合G1と鮮度があった事・揉まれやすい内目の枠から揉まれづらい大外枠に入ってきたのも良かったと思います。このレースに限らず、前哨戦で先行して軽く凡走からの差しに回る位置取りショックは摩擦が大きくなりやすいG1ではかなり有効的です。
次に、2着ですがこの年の2着はエアスピネルでした。切るに切れないので4番手評価にしました。この馬は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。この馬は、父がキングカメハメハで母父がサンデーサイレンスなのでS質寄りのまとまり系だと思います。実際の戦歴からもかなりまとまっていますね。自分より弱い相手には大崩れしないまとまり系である事・前哨戦を先行して圧勝とストレス・疲労が少ない事・揉まれづらい外枠に入った事が好走要因であると考えます。去年の最終予想で、それでも単勝は?って感じがするって書いたのはやはり良くも悪くもまとまっているからです。まとまっているので距離短縮ショックで先行から差しに回る位置取りショック等が無いと勝ちきる可能性はあまり高くないです。
最後に、3着ですがこの年の3着はサングレーザーでした。この馬は毎日放送賞スワンS(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋3戦目でした。この馬は、父がディープインパクトで母父がデピュティミニスターなのでS質寄りのまとまり系だと思います。スワンステークスからのローテーションだったので少し安易に消してしまいましたが紐では評価すべきだったと思っています。S主体の馬が4連勝と勢いがある事・初のG1挑戦と鮮度ある事・4連勝と勢いがあるのに人気落ちしている事から紐での期待値はある程度高かったと思います。実際、当時のこの馬の分析でも、「この馬の評価は個人的には人気次第かなっと思っています。想定人気よりも人気がないなら単勝は?って感じですが紐なら全然買いたいなって思います。ストレスある状態での距離延長ショックなのでそれ自体は「苦」に感じると思いますが、G1挑戦が初と鮮度要求の高いディープインパクト産駒にとってはかなりのプラス材料なのでストレスを相殺する可能性も高いからです。」と書いています。(じゃぁ、最終予想でも買い目にいれておけよって突っ込みが入りそうですが当日の馬場状態を考慮して買い目から消しました) ただ、スワンステークスからのローテーションは人気であればあるほど期待値は低いです。走らないとは言っていません、期待値が低いと言っています。
ちなみにこの年の1番人気はイスラボニータでした。結果は5着でした。富士ステークスを先行して4番人気2着、着差0.3秒だったので人気以上に走ってきましたがそこまでストレス・疲労がないだろうと思って5番手評価にしました。C系の馬が本番で馬体重が絞れてこなかった事が痛かったかなって思いますが、そもそも量がないので勝ちきるならやはり天皇賞秋から挑むべきだったと思います。私が馬主なら天皇賞秋から挑んでいましたね・・・
マイルチャンピオンシップ2018の考察
この年の、1着はステルヴィオでした。この馬は毎日王冠(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。この馬は、父がロードカナロアで母父がファルブラヴなのでSL(SC)系だと考えられます。非根幹距離の1800mから向かってくる中距離実績ある馬は紐で要警戒なのですが私は無印にしました。何故か?それは休み明けの毎日王冠であまりにも気持ちよく上がり最速で差してしまったからです。つまり「楽」から「苦」に感じるかなって思ったからです。実際、本番でも+10キロと短期的な反動が出たのかなって思いました。しかし、スルスルと伸びてきての1着でした。基本的には狙いづらいですがやはり中距離実績ある馬の距離短縮は怖いです。。。
次に、2着ですがこの年の2着はペルシアンナイトでした。私の本命でした。この馬は富士S(G3)からのローテーションだったので根幹距離の1600mから根幹距離の1600mへの同距離ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。2017年ほど鮮度ないですが前哨戦を軽く凡走しての多頭数内枠というのはそこそこしぶとさもあるので悪くはないので本命にしました。結果的に2着でしたがやはり中距離実績ある馬は当レースでは非常に怖いです。特にマイル実績もあって中距離実績もある馬は安定感があります。
最後に、3着ですがこの年の3着はアルアインでした。私の対抗でした。この馬は天皇賞(秋)(G1)からのローテーションだったので根幹距離の2000mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋3戦目でした。この馬は、父がディープインパクトで母父がエッセンスオブドバイなのでS質寄りのまとまり系だと思います。皐月賞を勝っていますから当然、中距離実績はあります。1600mでの勝ちもあります。なので対抗に挙げました。結果は3着でしたがやはり短距離中心に活躍している馬はある程度一蹴出来ますね。
ちなみにこの年の1番人気はモズアスコットでした。結果は13着でした。非根幹距離の1400mのスワンS(G2)を差して接戦負け直後の延長、しかも1番人気では期待値は低いですね。私は5番手評価でした。自分より弱い相手の京都、充実しているので紐なら無くは無いかなって感じですね。
マイルチャンピオンシップ2019の考察
この年の、1着はインディチャンプでした。この馬は毎日王冠(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。この馬は、父がステイゴールドで母父がキングカメハメハなのでCL系orLC系だと考えられます。中距離実績があまりない馬なのでどうかと思いましたが叩いて集中してきましたね。1分33秒以上の時計のかかる馬場であれば短縮組が圧倒的に有利です。
次に、2着ですがこの年の2着はダノンプレミアムでした。この馬は天皇賞(秋)(G1)からのローテーションだったので根幹距離の2000mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。この馬は、父がディープインパクトで母父がインティカブなのでS主導のまとまり系だと考えられます。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。マイル実績もあって中距離実績もある馬は安定感がやはりありますね。
最後に、3着ですがこの年の3着はペルシアンナイトでした。この馬は毎日王冠(G2)からのローテーションだったので非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックになります。マイルチャンピオンシップが秋2戦目でした。先行から差しに回る位置取りショックで好走しました。とにかく中距離実績ある馬はこのレースで強いです。
マイルチャンピオンシップの狙い目の馬は?
過去8年の結果から分かる事は、
①やはり2000mから1600mの距離短縮ショックが効果的である事。ただし、出来れば2000mからの出走の場合は軽く凡走していることが望ましくマイルチャンピオンシップが秋2戦目であってほしい。
②ディープインパクト産駒は余程のストレス・疲労が無い限りはリズムが悪くなければ人気でも抑えておいた方が良い。
③穴、特に3連系の紐で面白いのは非根幹距離の1800mから根幹距離の1600mへの距離短縮ショックで、前走の1800mを軽く凡走している馬。人気だと妙味無いが6番人気以下なら紐での期待値は高いと思われる。
④富士S(G3)からのローテーション等の同距離ショックの場合は、とにかく秋以降の蓄積疲労に注意すること。蓄積疲労が心配なら無理に抑える必要は無い。
⑤スワンステークスからのローテーションである非根幹距離の1400mから根幹距離の1600mへの距離延長ショックは基本的に危険。特に毎日放送賞スワンS(G2)を人気以上に好走した場合は軽視した方が無難。
⑥面白いのは意外と休み明けの馬。休み明けでいきなりG1という事で人気が無いなら面白い。ただし、狙うなら1600m実績がある馬、もしくは中距離実績がある馬がベター。
⑦スプリンターズS(G1)からのローテーションの馬は基本的にマイルチャンピオンシップが秋2戦目なので蓄積疲労が少なく、珍しいローテーションなので同路線ストレスが少なく異端性があるので人気薄の先行及び逃げ馬なら妙味あり。差し及び追い込み馬の場合はスプリンターズS(G1)を軽く凡走していて人気薄でないとあまり妙味は無い。
⑧マイルチャンピオンシップのテーマはずばり、「中距離実績」です。
以上、長々と書きましたがマイルチャンピオンシップの狙い目の馬を調べてみました。今年、これらの条件に合う馬で面白そうな馬は、、、自分で探してください。それが競馬予想の楽しさだからです。宜しければ参考にして下さい。ちなみに私は、単複勝負なのでマイルチャンピオンシップで毎日放送賞スワンS(G2)組の馬を買ったことが無いです笑
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